生命保険の見直しをしたことがある人はとても多いと思います。
何年か前から、保険会社を何社も扱うテナントがショッピングモールには必ずと言っていいほどありますよね。
テレビを見れば、見ない日はないぐらいにCMを見かけます。
だからなのか、結構な頻度で生命保険の見直しをされている人がいます。
そこで、住宅ローンをお支払いの方に質問です。
住宅ローンには、主債務者が死亡・高度障害になったときに保険で住宅ローンが無くなる保険、団体信用生命保険(団信)がありますが、団信を見直した方はどのくらいいらっしゃいますか?
そもそも団信って見直しできるの?
できます!
ただし、生命保険のように、ショッピングモールにあるテナントで保険内容・保険会社の見直しすることはできません。
では、どこで見直しをすれば良いのか?
それは金融機関です。
ただし、今借りている金融機関に行って「団信の見直しをしたいから」と言っても「それはできません」となり先に進むことはありません。
じゃあ、どうすれば良いのか?
団信は、借入れの申込みをしたときに一緒に申込みをしています。
その際に、銀行員から説明があったと思います。
「団信は、返済途中で変更することはできないので」と。
もしかすると、そんな説明もなく一般団信(死亡・高度障害)のみの案内だけだったかもしれませんが・・・
「団信は、返済途中で変更することができない」のであれば、見直しする方法は一つしかありません。
それは借り換えです。
借り換えは「今よりも金利を下げることで、結果として支払い金額を下げる」が常識となっていますが、団信の見直しもできることもメリットだと思います。
もし、今の団信が一般団信と呼ばれているもので、死亡・高度障害になったときのみの保険でしたら、見直しをする価値があるかも知れませんよ。
では、一体どんな団信があるのでしょうか?
①一般団信
この保険は、債務者が死亡・高度障害になったときのみの保険です。
高度障害とはどのようなことか?ですが、簡単に説明すると
- 視力障害:目が見えなくなる
- 言語またはそしゃくの障害:しゃべることができなくなる・そしゃく機能がなくなる
- 常に介護を必要とする:生活のすべてを一人ではできない
- 上・下肢の障害:完全に運動機能を失う
※簡単に説明していますが、ここではこのような状態のことを高度障害と言います。
②がん団信
がんと診断されたら、ステージに関係なく保険がおります。
早期発見で、完治した場合も住宅ローンはなくなります。
ただし、生命保険同様に上皮内がんなど対象外のがんもあります。
③三大疾病団信
がんはがん団信で説明しましたが、急性心筋梗塞は60日以上労働の制限を必要とする状態、脳卒中は60日以上後遺障害が継続したときとなります。
詳しくは金融機関にご確認いただいた方が良いですが、簡単に説明するとこのような内容です。
いかがでしょう?
一般団信よりも、がん団信・三大疾病団信の方が良いと思われた方もいらっしゃると思います。
どの金融機関で借り換えをするのが良いか?を決める際に、金利を見て決めるのは当然のことだと思いますが、一度団信にも目を向けてみるのも良いと思いますよ!
PS.ちなみに、がん団信・三大疾病団信は一般団信に比べ保証内容が充実しているので、このように「がん団信+0.1%・三大疾病団信+0.2%」金利が上乗せされる金融機関が多いです。
がん団信は、年齢によって上乗せがなかったりする金融機関もありますので、そこも確認が必要です。